マイアミから行く方はこちらもどうぞ↓

セブンマイルブリッジとは?
セブンマイルブリッジは海の上をおよそ11キロ(7マイル)に渡って繋ぐめちゃくちゃ長い橋です。
あまりに絶景なのでよくCMに使われたり映画のロケ地にもなったりします。
名前は知らなくても見た事あるという方もいるのではないでしょうか。
実はこの周辺にあるたくさんの島がまとめてフロリダキーズと呼ばれており、その島々はキーウェストからマイアミの南まで42もの橋で繋がっています。
その距離約160キロ、ずーっと一本道です。
また、ひらすら海の上を走るのでオーバーシーズハイウェイ(海上高速道路)とも呼ばれています。夢がありますよね!
セブンマイルブリッジはそのうち一番長くてスケールが大きい橋の事です。
さらにアメリカの国道1号線の一部でもあり、最南端のキーウェストを起点にマイアミやワシントンD.C.、ニューヨーク、ボストンと続き、なんとカナダの国境まで道が続いています。
日本で国際免許証を取得しておくこと
今回ご紹介するのはその中でも気軽にドライブを楽しめるキーウェスト⇔マラソン島の区間、片道約1時間の距離です。
まずキーウェストでレンタカーを借ります。
筆者は大手のアラモレンタカーで借りました。
せっかくなのでコンバーチブル(オープンカー)でいきましょう!
アメリカ本土でレンタカーをするときは、運転する人全員の国際免許証が必要なので事前に準備をしておいてくださいね!
なお国際免許証は免許センターや警察署で手数料2,350円を支払えばカンタンに取得できます。
有効期限は1年間です。
国際免許証取得に必要なもの
- パスポート
- 運転免許証
- 写真1枚(5×4cmで6ヶ月以内に撮影したもの、無帽、正面、上三分身、無背景、枠なし)
※パスポート写真より大きいサイズです - 印鑑
- 手数料2,350円
その他お住まいの都道府県の各ホームページにて最新情報をご確認ください。
日本とは違うアメリカの交通ルール
アメリカの車は左ハンドル、右側通行です。
最初はドキドキするかもしれませんが意外とすぐに慣れますよ!
前に車がいないときはうっかり左車線に入らないよう意識してくださいね。
慣れるのに時間がかかるのはウインカーとワイパーが逆というところでしょうか。
日本車のようにウインカーレバーを操作するとワイパーが動きだします(笑)
また、速度の表示もキロではなくマイルです。(1マイル=1.6キロ)
50キロで走っているつもりが実は50マイル(80キロ)だったという事のないように覚えておきましょう。
くれぐれもブレーキはお早めに。
さらにアメリカには日本とは違った交通ルールがあるので、代表的なものをご紹介します。
赤信号でも右折できる
これまでアメリカを数千キロ運転してきた筆者が未だに受け入れがたいのが、赤信号での右折です。
日本のようにやじるしで教えてくれればいいのにそんなものはありません。
赤信号でも一旦停止し、安全の確認ができたら勇気を出して右折です。
とはいっても右折禁止標識も存在します。
この標識がある交差点では右折してはいけません。
またニューヨーク市内等の一部の地域では標識の有無に関わらず赤信号での右折が禁止されていますので、あらかじめ運転予定地域のルールも確認しておいてくださいね。
※交通ルールは変更になる事もあるので必ずご自身でご確認ください。
左折専用レーンがある
右側走行のアメリカで交差点以外で左折しようとすると対向車線を横切る形になります。
その際に後ろの車の通行の妨げにならないよう、対向車が途切れるまで安全に待機できる左折レーンが設けてあります。
左折レーンは対向車も使うので注意して進入する必要がありますが、日本でよくある後続車の行列が発生しないのでとても効率的ですよね。
左折レーンは黄色のラインで引かれているので見分けるのもカンタンです。
ちなみに走行車線と追い越し車線も日本とは反対なので、ゆっくり走りたいときは右車線、車を追い抜きたいときは左車線を利用しましょう。
とまれ以外に「ゆずれ」がある
アメリカには日本のとまれにそっくりな見た目の「ゆずれ」の標識があります。
YIELD(イールド)は自分の優先権が低いので、他に車がいたらそちらの通行を妨げてはいけません。
よく合流地点などにある標識です。
自分が合流しようとしている道路に車がいなければ停止せず徐行で進入できますし、車がいる場合はゆずりましょう。
アメリカのとまれは八角形の標識ですから、STOPの標識を見かけたら一旦停止です。
スクールバスを見かけたときのルール
ドライブ中に写真のような黄色のスクールバスに遭遇したら注意点があります。
アメリカではスクールバスはどんなときでも最優先です。
自分の前を走るスクールバスが停車したら後続車は停車しなければなりません。追い越しは厳禁です。
またスクールバスが対向車線にいてもバスの側面からSTOPサインが出されている間は、停車しなければなりません。
ただし、対向車線との間に中央分離帯がある道路の場合は停車の必要はありません。
つまりアメリカではスクールバスを守る意識が高く、登下校の時間(=スクールバスが走る時間帯)には渋滞が起こりやすいので、ドライブのプランは時間に余裕をもって組んでくださいね。
前にスクールバスが来たらかなり時間をロスしますよ。
踏切は走り抜けて
フロリダキーズでは電車が走っていないので心配無用ですが、もしアメリカでドライブをしていて踏切があったら、遮断機が上がっている間は止まらず走り抜けてください。
日本のように一旦停止すると後ろから追突される危険があります。
中には遮断機がなくSTOPの標識がある踏切もあるので、その場合は標識に従って一旦停止してくださいね。
信号がない交差点でのルール
信号がない交差点に差し掛かったら到着した順に通過します。
もし自分と同じタイミングで入ってきた車がいれば、右側にいる車が優先です。
またラウンドアバウトという信号のない円形の交差点もよくあります。
この円はアメリカでは反時計周りの一方通行です。
左折する際には中央の島をぐるっと右側からまわりこみ、右ウインカーを出してラウンドアバウトから脱します。
優先権はラウンドアバウト内を走行中の車にあるので邪魔にならないよう進入し、ラウンドアバウト内では停止してはいけません。
アメリカのドライブは気持ちいい!
アメリカの信号のない道をひたすらまっすぐ走り続けるのは爽快です!
フロリダは天気が良いと日差しがきついので、ドライブにはサングラスを用意しておくのがおすすめ。
橋の上ではオープンカーで音楽をかけても誰にも迷惑にならないので最高です!
セブンマイルブリッジまでもうすぐというところで右手にOld Bahia Honda Rail Bridge(ベイア・ホンダ鉄道橋)が見えてきます。
この橋には昔鉄道が走っていましたが、ハリケーンによる損壊を受け自動車用に改造されました。
しかし新しい橋が開通したので古い橋はもう使われていません。
1900年代初頭からあるので船が橋の下をくぐる際に落下物の危険性があり、その問題を解消するために一部が解体されています。
このOld Bahia Honda Rail Bridgeの先にいよいよセブンマイルブリッジが登場します!
(キーウェストが出発点の場合)
いよいよセブンマイルブリッジを渡る
ついにセブンマイルブリッジまでやってきました。
左手にはオールドセブンマイルブリッジと呼ばれる現在のセブンマイルブリッジが完成するまで使われていた橋があります。
アーノルド・シュワルツェネッガー(シュワちゃん)主演の映画「トゥルーライズ」で爆破されるシーンで有名です。
オールドセブンマイルブリッジは歩く事ができ、また格好の釣り場となっています。
11キロのセブンマイルブリッジを走り切るとマラソン島に到着です。
マラソン島から見るセブンマイルブリッジ
マラソン島に入ってすぐに、Sunset Grill & Raw Barがあります。
このレストランからはセブンマイルブリッジが綺麗に見えるんですよ!
中に入るとリゾート間満載のゴキゲンな店内。
お店の奥には外へ抜けられる階段があり、その先にはプールやテラス席があります。
時間がある方はぜひ水着の用意を!
お店の裏からは地平線を駆け抜けるセブンマイルブリッジの姿が・・・!
筆者はここでランチを頂くつもりだったのですが、感動で胸がいっぱいすぎて食欲がどこかへ飛んでいってしまいました(笑)
注文したジュースを飲みながら、ようやくここまで来れたんだなぁと思いを馳せるのでした。
キーウェストのベストシーズン
気持ちいいドライブにはやっぱり青空が欠かせませんよね。
キーウェストはだいたい20℃~30℃くらいと、日本の夏より涼しく冬より暖かいので、年中通してたいへん過ごしやすい気候といえます。
また日本より雨が少ないので観光もしやすいのですが、中でもベストシーズンは11月から3月頃です。
筆者も2月下旬に訪れましたが暖かくて快適でした。
動画もあります↓
日本ではまだあまり有名じゃないキーウェスト&セブンマイルブリッジですが、本当に素敵なところなのでぜひ行く機会をつくってみてくださいね!
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