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今回のニュージーランド旅行で一番楽しみにしていたテカポの星空観測ツアーを曇天の為キャンセルする事になった我々。
ほんとにほんとに残念でたまりませんが、気を取り直し今日は次の目的地マウントクックへ向かいます。
マウントジョン天文台に行ってみる

ひつじさんたちがお出迎え
10:00
マウントクック山がそびえるマウントクック村へ向かう前に、急遽寄り道する事にします。
行き先はマウントジョン天文台。昨夜星空ツアーで行くはずだった場所です。
無念と未練がたらたらなので(笑)
夜間は立ち入り禁止になっているマウントジョンですが日中は個人でも行けるとの事。テカポの町で給油を済ませレンタカーで向かいます。
無料かと思いきや途中でゲートがあり、通行料$8(560円)を支払い進みます。

昨日はここに来る予定だった・・・
標高1,031mの頂上までやってきました。まあるい屋根の建物が点在しています。
この中のどれが天文台なのかはわかりませんが、マウントジョン天文台はただの天文台ではなく地球上で最も南にある天文台なんですって。
あいにく勝手に中へは入れませんが(雨天時のツアーでのみ入れる)駐車場に車を停めいざ散策。
・・・しようかという気にもならない圧倒的寒さ!!(初夏)
空はどんより、太陽はどこへやら。
アウターを着込んでいるにも関わらずブルブル震えながら、思わずポツンと建つカフェに逃げ込みます。

頂上にあるアストロカフェ
カフェ・・・というか小屋。しかも今の我々にとっては避難小屋。
こんな外観ですが(失礼)名前はアストロカフェという天文台にピッタリなネーミングです。
ごらんのとおり人間は皆ここに吸い込まれてゆきます。(笑)
混んでいる店内の一番端に空いた席を陣取りカウンターでオーダー。
相方ヒロちゃんは朝のコーヒー、私はホットチョコレートをいただきます。
ここで私のテンションが少しアガる出来事が。

ホットチョコレート
やってきたホットチョコがもんのすごくかわいい・・・!
しかもちょうど「土星を見てみたい」と話していたところに土星のホットチョコがやってきて(゜o゜)すげー!と盛り上がりました♪
星が見れなくて残念だった昨日を慰められた気分です(^^)/
すこし体があったまったので勇気を出して外に出ます。

何やら地図らしきもの
体感温度2度くらいの寒さの中、眼下に見えるのはテカポ湖。
こんな天気でもやっぱり綺麗~(゜-゜)
晴れてる日にまた来たい!

こぢんまりとしたテカポの町
写真の右手に見えるのが滞在していたテカポの町。
目立つものが何もない小さな田舎町だけど、1泊なんてもったいなかったなぁと名残惜しい気分。
次に来るときは2泊したいなと思うし行く人にも2泊する事をおすすめしたいです。

マウントクックに向けてレッツゴー!(^O^)/
11:30
予定より遅くなりましたが出発します。マウントクックまではグーグルマップの予想によると1時間半。
ガソリンも満タンだしまさに満を持しての出発です。
レンタカーの長距離旅行で注意する事
田舎のロードトリップにおける私のポリシーは『ガソリン残量が半分を切ったら給油』です。
頻繁な給油って面倒だしまだ残量に余裕があるならなおさら後回しにしがちですが、欲しい時に無いのが田舎のガソリンスタンド。(笑)
ランプの点滅にビクビクしながらなんもない道を進むなんてそんな無駄な刺激はごめんなのです( ̄ー ̄)
実際、マウントクックまでの道のりにガソリンスタンドはありません。(途中横道にそれてトワイゼルという町に行けばある)
あと忘れがちなのがレンタカーを借りたときにレギュラーでいいのかという種類の確認。
普通車ならたいていレギュラーですが、車種によってはハイオクかもしれませんしキャンピングカーならディーゼル車(軽油)かもしれません。
もし間違った種類の燃料を投入してしまったら・・・?
車を動かせずレッカーを呼ぶ羽目になるので時間もお金も無駄にかかります。
レンタカーを借りる時っていろんな説明や保険の確認、車体の状態確認などの手続きで慌ただしいのでついうっかり聞き忘れないよう注意しなくちゃいけませんね。
マウントクックのハイライト
さて、マウントクックで楽しみにしているのはハイキング。
マウントクック村からフッカーバレーまで片道5kmの初心者向けのコースに行く予定です。
フッカーバレートラックの所要時間は往復3時間。休憩を挟むなら4時間というところでしょうか。
急こう配の山道を登ったり下ったりする事なく氷河や吊り橋などの絶景目白押しコースで超人気なんだとか。
天候が心配ですがテカポが雨でもマウントクックは晴れなんて事もよくある(逆もしかり)らしいので希望は捨てません。
車はプカキ湖を右手に見ながら北上します。
途中有名なサーモン屋さんでサーモンを購入しようかと思っていましたが、予定外にマウントジョンへ立ち寄り時間が押しているのでパス。
どんどん山奥へ入っていきますが天候が良くなる気配はなく・・・
マウントクック村へ到着。ホテルハーミテージへ

雹(ひょう)が降ってるんですけど・・・。
13:20
本日のホテルにしてこの旅一番の高級ホテル『ハーミテージ』に到着。
しかしハイキングどころか散策もしかねるまさかの雹(ひょう)・・・。
痛い・・・。
悲しい・・・。
景色なんも見えない・・・。
笑えないんですけど。

ハーミテージのフロントロビー
と、とりあえずチェックインを済ませましょうか(^^;
マウントクック村にはホテルが6軒ありますがハイシーズンにはどこも満室という人気っぷり。
テカポもそうですがホテルが多くないニュージーランドの田舎町ではもはや争奪戦の勢いなのです。
マウントクック村ではハーミテージがメインの立地にあり、他のホテルに泊まる場合はシャトルバスでハーミテージへ移動してからハイキングやツアーへ出発という環境。
ちなみに売店もハーミテージが一番品揃えがいいので買い物の為にハーミテージへ来る人もいます。
そんなハーミテージが一番人気かと思いきや、予約状況を観察しているとリーズナブルなホテルから埋まっていってました。
まぁハーミテージの半額で泊まれるならそれもアリだよね。
ちなみに私たちが予約した時は1泊3万円強。(2名料金)
半年前に予約したにも関わらずWEBサイトはどこも満室で、旅行会社が確保している枠をゲットしたのでした。
トラベルコちゃんやトリバゴ、トリップアドバイザーなどの比較サイトで満室でも、各旅行会社が確保している場合があるので諦めずにチェックするのがコツです。
ハーミテージホテルのスタンダードマウントクックビュールーム

私たちの部屋は1階庭付き
私たちが予約したのはマウントクックビューというマウントクック山が正面に見えるお部屋。
あえて選んだわけではなくもうこの部屋しか残ってなかったのですが、雄大なマウントクック山が見えるなんて素敵☆と気分上々で予約したのです。
アサイン(部屋の割り当て)されたのは1階。
公式HPによるとこんな感じで見えるらしい。
正面の奥にそびえ立つのがマウントクックです。
こんな絶景なら外にベンチが用意されているのも納得。
さぁ肝心の眺めは・・・

視界不良!
マウントクックドコー!?!?(゜-゜)
そこにあるはずの山が見えない。真っ白。
気配すら感じられないんですけども?
ヒロちゃん「そこにあるにはあるんだよね?」
そう言いながら健気に目を凝らします。もちろん見えません。
星どころかデカい山すら見えない。ツイてなさすぎる。
ハーミテージホテルも1泊しかしないのに・・・。
こんな天気じゃベンチも出番がありません・・・。

客室
とりあえずやる事がないので部屋の写真を撮ります。(笑)
ベッド幅はこのクラスのホテルでは珍しく超シングルサイズ。

シンプルな感じ
ハーミテージは1958年開業の老舗ホテルなので新しくはありませんが、2001年にリノベーションされているので古めかしくもありません。
正直な感想としては高級ホテルらしさは感じられないけどこのマウントクック界隈(なんかカッコイイ)ではイイホテルの部類に入るんだなって感じ。
プラネタリウムやレストラン等の施設の充実度も含めたおねだんですね。
やっぱり売店があるのは便利だし。
さりとて外出できない状況となった今、館内をブラブラするしかありません。
あてもなくさまよっていると見つけたのは『ご自由にどうぞ』のピアノ。
10時から19時まで誰でも弾いていいようです。
こうなったらピアノで楽しもうと躍起になってヒロちゃんとミッキーマウスマーチをひたすら弾きます( `ー´)ノ
ヒロちゃんはピアノを習っていましたがそれもだいぶん昔の事。
私はというと全然ダメ。
それでも時間が有り余っている今の私たちなら弾けるようになるかもしれません。
楽譜をダウンロードしていざ練習開始。
ピアノの近くにはソファーがあり、同じく行き場を失った50代くらいの夫婦と思われる宿泊客がのんびりくつろいでいます。
そんな彼らに有無を言わせずボロボロのミッキーマウスマーチを何度も聴かせる我々。
おそらくうんざりしている彼ら。
毎度同じところでぐちゃぐちゃにつまづく我々。
それでもそこに居続ける彼ら。
良い感じで弾けてきても最後がどうしてもつまづく我々。
もはやもう一息なのにともどかしそうな彼ら。
そしてついに、
最後まで綺麗に弾き終わると、
何かから解放されたようにスッキリした表情の夫妻がニコニコしながらうっすら拍手してくれました(笑)ゴメンネ。
一通りピアノで遊んだあとは部屋でゴロゴロすることに。
明日はワナカという町へ2時間半のドライブ。
クライストチャーチを出発してどんどん南下を続けています。
ワナカは中継地点として工程に含めたので到着が遅くなっても問題ありません。
つまり、明日晴れればまだハイキングのチャンスはあります。
理想はランチを持ってフッカーバレーへ行き、そこで景色を楽しみながらランチタイム。
お昼過ぎに戻りワナカへ出発という流れです。
どうかどうか晴れますように!
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