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7時間のフライト、3時間の乗り継ぎ、9時間(本当なら10時間)のフライトを経てとうとうやってきたニュージーランド。
5月に安い航空券を見つけて即決したところ10月にはプラス1万円ほどでオークランドまでの直行便が期間限定就航して目が点になったり、出発1週間前になって到着日のひつじツアーに参加できる牧場ホテルがいつの間にかキャンセルされている事がわかったりと出発前から色々壁が高かったニュージーランド。
しかし何はともあれ着いた!
私たちは今、ニュージーランドに立ってニュージーランドの空気を吸っている!
さすがニュージーランドの空気はうまい!
でも着いたのは南島一番の都市クライストチャーチ!そんなはずはない!ただの気分!
レンタカー業者となぜか合流できない

ニュージーランド航空のロゴがカッコいい!
今回のニュージーランド旅行の移動はすべてレンタカーと決めてきた我々。
事前に大手レンタカー会社dollar(ダラー)で予約してきました。
ダラーレンタカーを選んだのはクライストチャーチで借りてクイーンズタウンで返すというOne Way Fee(乗り捨て料金)を含めて事前払いできたからです。
ダラーは大手といえどクライストチャーチ空港の中ではなく少し離れた場所にオフィスがあるので、まずはそこまで送迎車で移動する必要があります。
私とヒロちゃんは大きなスーツケースを押しながら掃除係の人やショップの人にダラーレンタカーの送迎車がやってくる場所を尋ねますがなぜかみんな回答が違う。(笑)
同じ場所をあちこち行ったり来たりしてわからず、結局インフォメーションセンター(遠い)に行きます。
実は私が貰っているダラーレンタカーのバウチャー(予約確認書)には
無料シャトルバスは午前7時30分から午後6時までご利用頂けます。
クライストチャーチ国際空港に到着されましたらメールもしくは電話、またはウェブサイトのライブチャットよりご連絡ください。
と英語で書かれています。
基本的にこういう場合メールが一番時間がかかるのでインフォメーションセンターのおじいちゃんに電話してもらえないか聞いてみるとあっさりOK!
5分くらいで行けるとの事。
おじいちゃんに送迎車が来る場所も教えてもらったので写真の待合所で待ちます。
空港近辺にはダラーと同じようにレンタカー会社がたくさんあるみたいで、各社の送迎車が空港とオフィスを行ったり来たりしている雰囲気。
そして待つ事30分。
来ないんですけど?(゜-゜)
まぁまぁまぁ。
「すぐだから」と言ってすぐじゃないのは海外あるあるです。待ちます。
40分経過。
もう他社の送迎車は3往復くらいしてるのを見届けたのにダラーの車は待てど暮らせど来ません。
後から待合所にやってきた人がどんどん送迎車に吸収されて去っていきます。私も早く吸収されたい。
ライブチャットをしてみようとダラーのサイトにアクセスしてみますがなぜかライブチャット機能が見つからない。(;´Д`)アウチ
50分経過。
さすがに私たちが間違った場所で待っているんじゃないかと不安になってきたのでヒロちゃんには見張りをしてもらい私はだれかに助けを求めに行く事にw
私もヒロちゃんもお互いスマホにニュージーランド用のSIMカードを入れているのでもし迎えが来たらLINEで知らせてもらえます。
助けを求めて
空港ターミナルに入るとすぐ近くにお客さんがいなくて暇そうな売店のお兄さんを見つけました。
お兄さんは送迎スポットが見えるお店の方なので
「ダラーレンタカーのシャトルバスをずっと待ってるのに全然来なくて困ってるんですが、あの場所で合ってますか?」
と聞いてみます。
するとお兄さんは
たぶん合ってると思うけどわかんないな~。
電話番号もってる?僕が電話で聞いてあげようか?
と言ってくれました!(゜o゜)
サンキューサンキューとうなずく私。
しかしお兄さんがかけてくれるもどうやら繋がらない様子。
電話繋がらないから直接ダラーのカウンターで聞いてみるといいよ!あっちにあるから!
とダラーレンタカーのカウンターがあるという場所を説明してくれます。
・・・が、英語な上に訛りが強い(気がする)のでわからない私(*_*)
そんな私を見て今度は言った事を紙に書いてくれました。
しかしお兄さん、言葉だけじゃなく字も訛りすぎて全然読めない!(笑)
これYOUのサインかい?
と失礼な言葉が口に出そうになったのでお礼を言ってとっととずらかります。
衝撃の事実
とりあえずお兄さんが指さした方向へしばらく歩いて行くと確かにレンタカー会社のカウンターがいくつかありました。
でもダラーではありません。
着いてまだ空港からも出れてない状況ですがすでに私は感じ取っています。
ニュージーランドの人は困ってる人を「わからない」と突き放したりはしない。
だから自分なりの予想やアドバイスをしてあげる。
でもそれが正しいかどうかは知らない。(笑)
良いですねぇ。
今のところ5人ほどに接触して全員そんな感じですが、事前情報で見てたニュージーランド人は人懐っこくてのんきという表現はかなりしっくりきます。
私なんて日本で外国人に道を聞かれても場所はわかるけど英語の説明に自信がなさすぎて15分歩いてでも連れて行っちゃうタチですが、これも国民性なんですかね。
逆に私が学生の頃夜行バスに乗ろうとして道に迷い、出発時間が迫る中スーツを着た人に道を聞いたら集合場所まで一緒に走ってくれた事もあります。
きっと全力で走ってギリギリという事を察して連れて行ってくれたんでしょうね。
正確性を求めるのは日本の国民性なのかなとは思いつつ、ニュージーランドの人たちから困ってる人は放っておかないという気持ちが伝わってきて、結果的にそれが間違ってたとしてもクスッとしてしまうほっこり感があります(*´▽`*)
おっと話が逸れてしまいましたね(^_^;)
かなり送迎スポットから離れた所まで歩いてきたのでこのままインフォメーションセンター(遠い)に再度行ってみる事に。
するとさっきのおじいちゃんから別のおじいちゃんに代わっていました。
もう一度かくかくしかじかを説明して電話してもらうと衝撃の事実が発覚。
なんと
別の人を乗せちゃってたみたい!
すぐ行くから待ってて☆
だそうです( ゚Д゚)
ずっと待ってたのに私たちがインフォメーションセンターから送迎スポットに移動するより早くやってきて他のお客さんを拾ってっちゃったって事!?
爆速で向かってくるダラーレンタカーを想像するともはや笑えてきてなりません。(笑)
ヒロちゃんが待ってくれてるとはいえそんなに早く来るのかとびびってリアルにダッシュして送迎スポットへ折り返します!
レンタカーの貸し出し手続き

手前の青いのが私達の車(^^)/
12:00
ダラーの送迎車はマジですぐやってきました(笑)
それもそのはず、送迎スポットからわずか1.5kmしか離れてませんでした(゜o゜)
こんなに近いのに空港に到着してから2時間もかかったヽ(;▽;)ノ
先に貸し出し手続きをしてる中国人グループがいたので待ちます。
貸し出された車に問題があったのか車両の変更をしてたみたいで結構待ちました。
そして私達の番。
受付してくれるのはまたしてもおじいちゃん。
私はこれまでアメリカやオーストラリアなどでレンタカーをしてきましたが、いつもは予約内容に間違いがないかどうかの確認と免許証とクレジットカードのチェック、鍵をもらって終了でたいてい5分ほどで済みました。
しかしなぜかその場で私たちの住所や電話番号を頑張ってパソコンに打ち込むおじいちゃん。
慣れない日本の住所に奮闘しています。
ときどきYを探したりOが行方不明になったりしてるのをじっくり見守りながらたまに間違ってるのを教えてあげます。
・・・だんだん今日は予定がなくてよかったと思えてきました(笑)
本来ならひつじツアーに参加してそのまま牧場のコテージに泊まるつもりだったもんね。
12:40
ようやく完成したおじいちゃん渾身の書類にこちらも謎の達成感を感じながらサインし、いざ出発!
「トヨタカローラまたは同等クラス」で予約しましたが私たちに割り当てられたのはヒュンダイの青いアクセントです!
これから8日間よろしくね(^^)/
NZのお得なスーパーマーケットPAK’nSAVE(パックンセーブ)

黄色が目印だよ!
13:00
レンタカーに乗ってさっそく向かったのはニュージーランドの3大スーパーマーケットのひとつ、PAK’nSAVE(パックンセーブ)!
3つのスーパーマーケットの中で一番安いというウワサ。
この旅行中は都市間の車移動や郊外に泊まる事も多いので節約も兼ねてお店が少ない田舎では自炊、街では外食しようという作戦にしました。
今日からしばらくは田舎に滞在なので食料を買い込みます。
パックンセーブはダラーレンタカー(クライストチャーチ空港)から車で15分ほど。

クリスマスだからお得なのかな?
パックンセーブは大型スーパーマーケットなので商品の種類が豊富です。
ニュージーランドにやってきて初めての寄り道なので全て新鮮でめっちゃ楽しい!
お水やミルクに野菜、フルーツ、パン、スナックなどを中心にどんどんカゴに入れていきます(^^)/
ニュージーランド在住経験のある同僚たちがおすすめしてくれたお菓子ももちろんイン!

おやつもたくさん!
滞在中にニュージーランドの3大スーパーマーケット
- パックンセーブ
- カウントダウン
- ニューワールド
全てに行きましたが確かにパックンセーブが一番安かったです(^^♪
パックンセーブで1.5ドルで売られているお菓子がカウントダウンで2.5ドル、ニューワールドで3.2ドルくらいでしたよ!
そして忘れずに買うと決めていたニュージーランドの虫よけも購入!
夏のニュージーランドにはサンドフライというハエがたくさんいて刺されるからアウトドアでは気を付けるべきなんですって。
サンドフライに刺されると一発でめちゃくちゃ腫れあがって死ぬほどかゆくてしかも痛いし治るまでに1ヶ月もかかるんだそう・・・。( ゚Д゚)怖ェェ
このサンドフライは日本の虫よけなんかでは太刀打ちできないツワモノで、ニュージーランドのDEET(ディート)という成分が入ってる虫よけが効果的なようです。
虫よけのコーナーにはたくさん種類があったので店員さんにサンドフライ対策におすすめのスプレーを教えてもらって決めました。
こういうのは現地の人の方が詳しそうだもんね!
14:00
一通り買い物を終えたので本日のホテル、シルバーストリームアルパカ牧場へ向かいます!
到着初日のホテルはクライストチャーチ郊外のアルパカ牧場!
14:20
パックンセーブから20分ほど走ると到着しました。
長屋のような形の白いコテージが並んでいます。が、車がいないのでどうやら私達が一番のりなようです。
車を停めてメインコテージのベルを鳴らすと体格の良い60代くらいのおじさんが出てきました。
なぜかめちゃめちゃペンキで汚れてるおじさん。
この方がオーナーのようです。
想像してたにこやかで愛想の良い牧場主像とは裏腹に真顔で言葉数は少なめ。
あれです。
ニュージーランド版の長州力って感じ。
私:ハロー・・・あの予約をしてるんですけど・・・
長:あぁ、君らが日本から来た?今夜泊まるコテージに案内するから着いておいで。
そう言ってさっさと歩いて行く長州力。
ニコリともしてくれないけどこの人が用意してくれるコテージってどんなトコだろう。。。
馬小屋にでも連れていかれるんじゃない・・?
本当にアルパカと会わせてもらえるのかな・・・。
闘牛でも飼ってそうな人なのになんでアルパカなんだろう・・・。(失礼)
「俺のアルパカに触んじゃねぇ!」
なんて怒られるんじゃないか・・・。
と急に色々不安になります。
一棟独立のコテージを貸し切り

なんと素敵なお部屋!!
第一印象だけで馬小屋に連れていかれるんじゃないかと覚悟して着いたのはメインコテージの隣にある独立した立派なコテージでした(゜o゜)
「男の人が頑張ってオシャレにした感」が出まくりじゃありませんか!?
長:これ鍵だから。出かける時は使って。
夜は内側から鍵かけて。ここにあるから。
言葉数は少なめですがまず鍵の開け閉めを教えてくれます。

奥にベッドルームやバスルームがあります(^^♪
オレンジ色の壁も可愛いしキッチン設備や調度品からもお部屋を造った人のこだわりが感じられます。
バスルームはシャワーブースでしたがホテルのようにきっちりアメニティが揃っていました。

マスターベッドルーム
主寝室はパステルカラーでさわやかな感じ。
驚くことに電気毛布がセットされていました(*´▽`*)ぬくぬく

サブベッドルーム
なんとベッドルームは2つもあるそうで夫婦+子供たちのファミリーでも使いやすいようにされてる感じです。
彼は一通りの部屋の紹介をサッと済ませるとこんな事を言いました。
長:で、ツアーは何時にする?今からがいいか?それとも少し休んでからにするか?
はて、ツアー?(゜-゜)
長:ファームツアーだよ。アルパカの。
アルパカキタ―――(゚∀゚)―――― !!
私:アルパカツアーしてくれるんですか?
長:・・・(無言でうなずく)
ヒロちゃんと小一時間落ち着きたいねと相談してその旨を伝えると
長:わかった、じゃあ15時25分に。
きっかり1時間後になりましたww
長:Wi-Fiもネットフリックスもあるから・・・まぁゆっくりして。
なんか質問はあるか?
私:あ、明日のチェックアウトは何時ですか?
長:・・・特にない。
私:(特にない!)
私:あと車はどこに停めたらいいですか?
長:このコテージの前。ペットがその辺歩いてるから轢かないように気を付けて。
私:ペット???ペットって何がいるんですか?ネコ?
長:いや、チキンだ。
私:(チキン!)
なんだかこのちょっと不愛想で強面な人がチキンをペットにしてアルパカのお世話をしながらゲストのコテージを綺麗に整えたあげくネットフリックスで快適度UPを図っているなんて・・・
ぜぇったい良い人じゃん!!(笑)
途端にほっこりしてしまった私。
「お世話になります」と手を差し出すと変わらない真顔でギュッと握手してくれました(*´▽`*)
長州力オーナーが去ってから車を移動させるべく外に出ると・・・

コケーッ
チキンいた。
急に登場したイケメン

まったりタイム(*´з`)
オーナーが部屋を出てから予想以上に素敵なコテージの中でヒロちゃんと共にハエ(サンドフライかも)を見つけて格闘していると突然“コンコン”とノックの音が聞こえました。
扉を開けると立っていたのはさわやかなイケメン青年。手には大きな瓶に入ったミルクとオレンジジュース。
笑顔で「やぁ!」と言ったかと思うとスタスタ部屋に入ってきて
飲み物冷蔵庫に入れておくね!明日は何時に出発する?その前に朝食持ってくるよ!
この後のファームツアーは15時25分にまた迎えにくるからね!
とオーナーとは180度反対にアレコレ世話を焼いてくれようとします。
誰?息子?
思えばチェックインもなければチェックアウトの時間も「特にない。」だしホントゆるゆるですw
でも私もヒロちゃんも普段は大都市の人混みの中で働いてるのでこのゆるさがたまらなく癒されます。
ゆるゆるのアルパカファームツアー
15:25
約束の時間になって表れたのはさわやかなイケメンくんとオーナー・・・ではなく美女。
ほんと誰?w
姉?彼女?
「じゃあ行こっか!」と言う彼らに着いて行くとコテージの裏に広がるアルパカ牧場に着きました。
いよいよモフる時が来た~!(*^▽^*)

「コンニチワ。」
ガッツリ刈られた跡www
スタイリッシュアルパカ。
どうやら私たちのモフりは達成できなさそうですがもうここにきてそんな事どうでもいいです。(笑)

お食べ(=゚ω゚)ノ
イケメンくんは色々ガイドしてくれますが英語なのでほぼ何言ってるかわからないまま(かたじけない)手渡された草を持つとアルパカたちが寄ってきました!
実物を目にするとアルパカって想像よりかなり大きくてちょっとビビっちゃう。
なんか首が長い分背が高いというか(^^;
しかも我々の服をかじろうとしてくるので気付いたらスカートのすそをハムハムされてますw
イケメンくんによると今夜のお客は我々だけらしく、それはそれはのんびりさせてもらいました(*^▽^*)
小一時間彼らと過ごしてわかったのは、まずイケメンくんは息子ではなく3週間前にここにやってきたドイツ人。18歳。(若っ!)
そして美女は昨日やってきたばかりのオーストリア人。22歳。我々が最初のゲストなのでイケメンくんが美女にツアーのやり方を私たちを使いながら教えていきます。どうぞどうぞw
私たちはもちろん、イケメンくんと美女もまだ知り合って間もないから全員ちょっと遠慮がちw
何故ニュージーランドに来たのか聞いたら2人とも「勉強しにきた」と言ってたのできっとワーホリとかなのかなと予想しました(^^♪

かわいい♡
このシルバーストリームのように1泊からファームステイ(牧場での宿泊)させてもらえる所は限られているので本当に来れてよかった!
牧場もコテージもガイドさんも我々の独り占めという贅沢。
シルバーストリームはアルパカ市場の第一線を走っているらしく色んなトロフィーやアルパカ製品も紹介してくれました。
ずっと移動し続けてもうクタクタ。
夕食はお部屋のキッチンで簡単にサラダとパスタをつくりシャワーを浴びます。
シャワーから戻るとヒロちゃんが小さいベッドに眠っていたので私はありがたく大きなベッドで休ませてもらいました(*^^*)
牧場で思いっきり歌ったらアルパカたちが続々と集まってきて爆笑した次回に続きます!(笑)
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