ニュージーランドの素敵なホビット村をご紹介します。
映画「ロードオブザリング」や「ホビット」で使われたセットが今では観光地となっています。この記事ではホビット村へ行く前に知っておきたい注意点やポイントもあわせてご紹介します。
ホビット村がある場所
ホビット村はニュージーランド北島のマタマタという町にあります。
北島の主要都市オークランドから南へおよそ180kmほど。南島に滞在している場合はまず飛行機やフェリー等で北島への移動が必要です。
ちなみにホビット村は英語で「 H o b b i t o n 」。これを覚えておくとグーグルマップで検索する時やツアーの予約時に色々と便利です。
必ずツアーに参加しなければならない
ホビット村は広大な牧場に映画のセットがそのまま残っている状態ですが、牧場自体は個人の所有となっておりホビット村へ勝手に入る事は許されていません。
観光するにはホビット村が主催するウォーキングツアーへの参加が必須。自由散策はできません。
ホビット村ツアーは The Shire’s Rest (ザ シャイアーズ レスト)というカフェ&ショップ前からスタート。
大きな無料駐車場があるのでレンタカーの場合はこちらへ停められます。
受付を済ませ日本語のパンフレットを受け取ったらみどり色のバスに乗り込み、10分ほどでホビット村の入口へ到着です。
ホビット村の散策時間はおよそ90分

真ん中の大きな木は監督が気に入った樹齢100年のパーティーツリー。
ホビット村の中は一方通行のルートになっており数十人で一つのグループとなって進みます。各グループにガイドさんが付いてくれるので自分のガイドさんを覚えておきましょう。
繁忙期だと10分毎にツアーが出るので、前のグループに追いついたり後ろのグループに追いつかれたりします。
そんなに険しい道ではないのでサンダルやスカートでも大丈夫。(雨だと泥ハネします) 夏に参加する場合は飲み物を忘れずに。日焼けが気になる方はあらかじめ日焼け止めを塗っておきましょう。

洗濯物が干されていたり煙突から煙がでていたり今にもホビットが出てきそう。

畑仕事もはかどっている様子。

パン屋さんのおうち。きっと今家の中でパンを焼いているところ。
ホビット村にはホビット達のおうちが44戸もあり、農作業やパン屋などそれぞれの仕事ぶりがうかがえます。
すべてホビットサイズでつくられているので大人の目線では小さく見えますが、子供たちは自分に合うサイズの家や小道具に大はしゃぎ。ほのぼのとした愛くるしい世界が広がっています。
ホビット村散策の最後にお酒かジュースがもらえる

グリーンドラゴン(緑竜館)
ホビット村ツアーは最後にホビット御用達のパブ「グリーンドラゴン」にたどり着き、お迎えのバスが来るまでの少しの間自由時間となります。
グリーンドラゴンパブでは冷たいドリンクを無料で1杯もらえるのですが、ここで注意したいのがお酒とジュースの名前がややこしい事。
- トラディショナルイングリッシュエール(イギリス伝統の黒ビール)
- アンバーブラウンエール(地ビール)
- ジンジャービール
- アップルサイダー
4種類のうちノンアルコールはジンジャービールのみです。
お迎えのバスが到着したら再び The Shire’s Rest まで戻り解散となります。
アップルサイダーはお酒です。 車の運転をする方や未成年の方はジンジャービールをカウンターで注文しましょう。
ホビット村ツアーの料金は89ドル(NZD)

行く前は高いと思ってたけど・・・ずばりその価値はある!
ホビット村ツアーの公式価格はこちら。(2020年現在/1ドル=70円)
大人(17歳以上)/89ドル 中人(9~16歳)/44ドル
子供は8歳まで無料
ファミリーパス(大人2名+中人2名)/225ドル
夕暮れ時のプレミアムツアー<夕食付き>(4時間)-EVENING BANQUET TOUR-
大人(17歳以上)/199ドル 中人(9~16歳)/162ドル
小人(5~8歳)/104ドル 4歳以下無料
ホビット村ツアーは大変人気のためよく満席になるので事前予約がおすすめです。 公式サイトからだと最安値で予約できますが英語表記のみとなるので、英語に不安を感じる方は日本の旅行会社にて日本語で予約ができます。
また各旅行会社が日本語ガイド付きプランやオークランドからの送迎を含むオプショナルツアーを用意していたりするので、公式料金を参考に検討してみてください。
オークランドからホビット村への行き方
- 難易度:低 オプショナルツアーに参加する
- 難易度:中 レンタカーで行く
- 難易度:高 長距離バスに乗る
難易度:低 オプショナルツアーに参加する
一番確実なのはオプショナルツアーに参加する方法。これならオークランドから確実にホビット村へたどり着けます。
ツアーによっては洞窟で光る土ボタルが有名なワイトモや、温泉とマオリ文化の有名な町ロトルアへ立ち寄るプランもあります。
コストは往復送迎+ホビット村ツアーで300ドル(NZD)~。
難易度:高 長距離バスに乗る
長距離バスは Inter City というバス会社がオークランドからの往復バス+ホビット村を組み合わせたパッケージプランを提供していましたが、おそらくコロナウイルスによる影響で現在はロトルア発着のみになりました。
通常のオークランド⇔マタマタ間のバスは運航しているのですが、マタマタ中心地に到着するのでホビット村への移動に困ります。
ホビット村側も以前はマタマタ中心からの無料送迎を含むツアーを用意していましたが、これもコロナによる休業以降なくなっているようです。今後復活する可能性もあるので公式サイトにて最新情報のご確認を。
長距離バスのコストは往復バス運賃60~90ドル(NZD)とホビット村ツアー代金が別途必要です。
運転免許を持っていて2人以上ならレンタカーがおすすめ
海外でのレンタカーは慣れない人にとっては勇気がいるかもしれませんが、ニュージーランドは日本と同じ右ハンドルで左側走行です。
さらに交差点も少なくとても走りやすいのでむしろペーパードライバーの方の練習にちょうどいいのではないかと思えるほど。
オークランドシティ中心からホビット村まで
マップの出発地点はオークランドのランドマークスカイタワーにしてみました。
ホビット村へはひたすら南へ片道2時間ほどで行けるので日帰り観光も十分可能ですが、せっかくならロトルアやワイトモで1泊するのがおすすめ。
またオークランドからマタマタまでの高速道路は無料、つまりフリーウェイです。ホビット村以外にも好きな町へ立ち寄れ、自由に動けるところがレンタカー最大のメリット。
コストはレンタカー代金(保険フル保障/コンパクトカー)24時間40ドル(NZD)~+ガソリン代(目安)70ドル(NZD)で110ドルを人数割りにし、ホビット村ツアーの料金が1名ずつ必要です。
レンタカー代金は車が大きくなると料金も上がりますが、それでもニュージーランドはレンタカー代金の安い国といえます。早く予約した方が安いので旅行が決まったらさっそくルートを考え押さえてしまいましょう。
グーグルマップの予測時間はリアルタイムの交通量で変わるので長距離ドライブの際は余裕をもって出発しましょう。
レンタカーは比較サイトを通した方がダイレクト予約より安くなる事があります。要チェック!
Rentalcars.com
おそらく今一番日本人海外旅行者のレンタカー予約に利用されている大手比較サイト。日本語で海外のレンタカーを簡単に予約できます。
提携会社が多く希望の場所で見つかりやすいので選択肢が豊富。一方、一部からトラブル時にレンタカー会社と仲介してくれないという声もあがっています。
QEEQ,COM(旧Easy Rent Cars)
私がニュージーランド旅行で利用したサイト。上記の Rentalcars.com と料金を比較するとニュージーランドに関してはこちらの方が安い事が多かったです。
値下げプロテクターというレンタカー予約後に料金が下がった場合に自動で再予約してくれるありがたいシステムが好評。質問にはチャット機能でスタッフの方が即座に答えてくれ、キャンセルした際にはきちんと返金もされたのでリピート予定です。
ホビット村の見どころをもっと知りたい方は筆者体験記もどうぞ!↓


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