メキシコの代表的なリゾート地カンクンでは、絵のように美しく青い海と陽気な文化の中で楽しいバカンスを過ごせます。
そんなリゾートでのバカンスで重要なのがホテル選び。
せっかくリゾートに来たからには気持ちの良い滞在がしたいですよね!そこで今回は、
- 日本語対応可能
- オンザビーチのホテル
- でも歩いて繁華街へ行ける
- リゾート感が感じられる
- 目の前の海で泳げる
- 宿泊料金が高すぎない
という条件をクリアしているホテルグランドフィエスタアメリカーナコーラルビーチをご紹介します!
※記事を書き終わってみると結構ベタ褒めしている内容になりましたが、筆者はホテルとはまったく無関係の個人の感想なので安心してご覧ください(笑)。
グランドフィエスタアメリカーナコーラルビーチホテルの場所
まず大前提として、カンクンの立地条件について。
カンクンはローカルエリアのダウンタウンとホテルゾーンに分かれており、一般的にカンクンと聞いて想像するビーチリゾートはホテルゾーンの事です。
そのホテルゾーンはマップのとおり細なが~い陸地に沿って高級ホテルが建ち並んでいます。
ダウンタウンはグーグルマップ上で「カンクン」と表記があるエリアで、ローカル色が濃くてホテルゾーンの物価の高さを教えてくれるところです(笑)。
今回ご紹介するグランドフィエスタアメリカーナコーラルビーチホテル(長い・・・)は、その最北部かつホテルゾーン内の繁華街にあります。
- 徒歩でレストランや繁華街に行ける
- ダウンタウンへも近い
- 離島のイスラムへーレスにも行きやすい
ちなみにデメリットはあえて挙げるなら空港から離れる事でしょうか。
カンクン国際空港からグランドフィエスタアメリカーナコーラルビーチホテルまでは車で30分ほどかかります。
カンクン国際空港はホテルゾーンの南にあるので、南のホテルの方が空港へ近いというわけです。
しかしその分滞在中の利便性はぐんとアップするので、ホテルでゆっくり過ごしつつ観光もそれなりにしたい方におすすめです!
一見全貌が見えない大型ホテル
グランドフィエスタアメリカーナコーラルビーチホテルは、ホテルゾーンのメインストリートのちょうどコーナーの部分にあります。
新しいホテルがどんどん開業しているカンクンの中では老舗のホテルで、かなり大きいのでメインストリートからだとホテルの全貌はわかりません。
というのもエントランスはメインストリートに向いているのですが、ホテル自体は海に向かってつくられているためです。
徒歩圏内には日本食をはじめレストランやスーパーマーケット、お土産物店やナイトクラブなどがありとても便利な場所です。
グランドフィエスタアメリカーナコーラルビーチホテルの内部
ホテルロビー
緑と温かみを感じるロビーです。
フロアにはいつも生花が飾られておりゲストを華やかに迎えます。
筆者が訪れた11月下旬には、天井まで届きそうな大きなツリーが飾られていました!
グランドフィエスタアメリカーナコーラルビーチホテルは日本人観光客を歓迎しているホテルで、エントランス横にはメキシコ・アメリカ・日本の国旗が掲揚されています。
かといって日本人だらけという事もないので海外気分は十分に味わえますよ。
しかもこちらのホテルにはなんと日本人コンシェルジュまたはフロントスタッフが常駐しています。
スペイン語圏のカンクンにおいてこれは本当に心強い事です。
タクシー料金の目安を聞いたり、おすすめのレストランや現地情報を聞きたいときにはやはり日本語が便利ですよね。
筆者がチェックインの際にも日本人スタッフの方が対応してくださいましたが、実は筆者、勉強不足のせいで図々しいリクエストをしてしまっていたんです・・・。
グランドフィエスタアメリカーナコーラルビーチホテルは1・2階がオーシャンビュースイート、3階以上はオーシャンフロントスイートというより眺望の良いお部屋なのですが、筆者はオーシャンビュースイート(下位ランク)のお部屋を予約しておりました。
しかし3階以上はワンランク上の客室カテゴリになると知らなかった筆者は・・・。

お部屋は2階です。

もし可能なら(オーシャンビュースイートの中で)できるだけ高層階にしてもらえませんか?

少々お待ちくださいね。
(確認中)
お部屋の清掃に20分程頂ければ6階のお部屋をご用意できますがいかがでしょうか?

ありがとうございます!待ちますのでお願いします!
・・・という、「客室のアップグレードをしてほしい」と同じ意味のリクエストをしてしまったのです。
しかも、滞在中に誕生日を迎える同行者にお祝いをしたいと事前に相談していたので、

友人のお誕生日のお祝いについて事前に打ち合わせてあるんですが、お部屋を変えてもらってもお祝いに差し支えありませんか?
と、念押し確認までしてしまう始末。
そんな図々しい筆者に対しても「大丈夫ですよ!」とにこやかに対応してくださった日本人スタッフの女神様のおかげで筆者のカンクンライフは大変快適だったのです!
客室は全室オーシャンビュー&スイート
グランドフィエスタアメリカーナコーラルビーチホテルの客室は、全室オーシャンビューかつジュニアスイートのお部屋。(最上階のマスタースイートを除く)
※ジュニアスイート:リビングルームとベッドルームが独立していない小型のスイートルーム
オーシャンビュースイートもオーシャンフロントスイートも広さや間取りは同じで、階層によってカテゴリ分けされています。
ツインルームにはクイーンサイズのベッドが導入されており広々。
大人2名と子供2名(または大人3名+子供1名)まで宿泊できます。
しかも子供を含めた4名の料金は同じなのでファミリーには嬉しいですね!
もちろんハネムーナーやカップル向けの大きなキングベッド1台のお部屋もあり、そちらもツインルームと同額です。
また、ベッドの正面にあるテレビでは日本人宿泊客の為にNHKの視聴ができるようになっています。
筆者はバスルームの写真を撮り損ねてしまったのですが、大きな三面鏡の洗面台にアメニティはロクシタン。
バスタブもあるのでゆっくりお湯に浸かりたい方にも安心です。
お部屋と海を写真に収めるべくカメラのフラッシュを使うとこんな感じ。
リビングスペースにはL字型のソファーやダイニングテーブルが置かれています。
筆者はこちらに3泊しましたがこの海に見慣れる事はなく、毎朝目覚めるとカーテンをあけて「わぁ~!」と歓声をあげながらソファーへ移動するのが日課になりました。
朝は低血圧でテンションの低い筆者もこのときばかりは血圧急上昇です。
低層階のオーシャンビュースイートももちろん海が見えますが、階層が低いので手前にヤシの木などが入る景観になります。
オーシャンビューからオーシャンフロントへのランクアップは公式サイトでも20ドルほどなので、高層階がいい方は筆者のように恥ずかしい思いをする前にスマートに予約しておきましょう。
反面教師にしてもらえれば筆者も報われるのです。何卒よろしくお願いします(笑)。
バルコニーからの眺め
バルコニーではくつろぐのはもちろん水着も干せます。
こんなに良い眺めだとつい長居してしまいますね!
カンクンのシーズンは一年の中でも雨季と乾季に分かれますが、リゾートを楽しむのにおすすめなのは乾季の12月から4月です。
海に入るには肌寒く感じる日(20℃くらい)もありますが、安定したお天気と海の透明度が高まるこの時期はマリンスポーツにもってこいですね。
ですが雨季でもスコールや通り雨くらいで、日本の梅雨とは全く違うものなのでそこまで気にする必要はありません。
5月~9月にはジンベエザメがやってくるシーズンなので、夏季限定のジンベエザメシュノーケリングツアーも開催されます。
注意が必要なのはハリケーンシーズンの9月~10月。
ハリケーンが直撃する可能性は高くはありませんが、ハリケーンが近づくと飛行機の遅延や欠航トラブルに巻き込まれたり、カンクンにたどり着けていたとしてもホテルから出られなくなるので、この時期に行く方は万が一に備えておいてくださいね。
ホテルの清掃はバッチリ
バカンスなんだから何もしなくていいと完全に浮かれていた筆者は、ホテルのプールへ遊びに行こうと水着に着替え、ベッドの上にパジャマや着圧ソックスなどを脱ぎ捨てていきました。

遊びが先!片づけは後!旅行中だもん!
しばらくプールで楽しく過ごしお部屋に戻ると、不在の間にルームクリーニングが入っており完全に綺麗になっていました。

あわわ!清掃の人きちゃったんだ・・・!
そして脱ぎ捨てたはずの筆者のパジャマたちはベッドメイクされた完璧なベッドに並んでいました。

申し訳ない。。。明日からちゃんとします。ただ・・・
なぜか筆者のビバヒルTシャツだけがビヨーンと伸ばされていました。

私もビバヒルファンよっていうメッセージかな!?
もしくはちゃんと自分で片付けなかったから「うぇーいwビバヒルうぇーいw」の刑。
※ビバヒル:ビバリーヒルズ高校白書。高校生たちの青春模様を描いたアメリカのドラマ。90210はビバリーヒルズの郵便番号。
どちらにしても担当の方の遊び心が垣間見えて筆者は好きでした(笑)。
お誕生日のお祝いも打ち合わせどおり
滞在中に誕生日を迎える友人を喜ばせたいと目論んだ筆者は、事前にグランドフィエスタアメリカーナコーラルビーチホテルにコンタクトをとりました。
3泊4日のうちの3泊目がバースデイだったので、当日は指定した時間にお部屋にケーキを入れてもらえるよう打ち合わせ、その間は友人と観光へ。
夜になり戻ってくると、予定通りおしゃれなケーキのプレートとメッセージカードがダイニングテーブルに用意されていました。
ささやかなサプライズのつもりだったので夜まで誕生日を忘れているフリをするはめになっちゃった筆者でしたが、無事喜んでもらえてお互いにとても幸せなひとときでした。
グランドフィエスタアメリカーナコーラルビーチは、バースデイだけじゃなくアニバーサリーやハネムーンなど、特別な旅行の演出にとても協力的なホテルといえます!
グランドフィエスタアメリカーナコーラルビーチの前は泳げる
サーモンピンクなコロニアル調のグランドフィエスタアメリカーナコーラルビーチホテル。
写真に収まったのはその巨大なホテルの半分です。
この建物の対になるように写真左方向にもうひとつの建物が建っており、中央はロビーで繋がっています。
北のビーチと東のビーチ
実はカンクンのビーチは波が高くて泳げないことが多いのはご存じですか?
ホテルゾーンのビーチはノース(北)とイースト(東)に分かれており、南北に伸びるメインストリート沿いにあるホテルはイーストサイドに面しています。
こちらのイーストサイドの海はノースを上回る美しさといわれ、これぞカンクンの誇る絶景ともいえる青さですが、波が高くレッドフラッグ(遊泳禁止)が立つことも多いのです。
海で遊ぶというよりも、海を眺めながらビーチやプールで過ごすのがメインといえます。
グーグルマップの航空写真を見ても、東向きのビーチには白波が立っているのがわかりますね。(ちなみに反対側のラグーンにはワニがいます。)
イーストが遊泳禁止でもノースは泳げるという事は頻繁にあります。
グランドフィエスタアメリカーナコーラルビーチホテルはそのノースサイドにあり、ビーチの波は比較的おだやかでマリンアクティビティも楽しめます。
しかもエンジンの付いていないシュノーケリングやパドルボート、カヤックなどのアクティビティは無料でレンタルできるのです。
もちろんホテルの用意しているアクティビティは無料のもの意外にも、パラセーリング、ジェットスキー、ウィンドサーフィンなどもありますよ!
グランドフィエスタアメリカーナコーラルビーチのプール
ホテルの規模に見合う広いプールはなんとフットボールコート2面分もあるそう。
プールサイドにはビーチタオルも用意されており、至れり尽くせり・・・♡
日本ではなかなかお目にかかれないプールバーや、
海に繋がるようなインフィニティプールもあります。
ただ太陽と仲良しなカンクンであっても朝や夕方はプールに入るには肌寒く感じますし、暑い日中は紫外線が強烈なのでラッシュガードの持参がおすすめです!
イスラムヘーレス行きのフェリー乗り場はホテルのすぐそば
筆者がカンクン旅行に行く方に一番おすすめしたいのが離島イスラ・ムへーレス島への観光です。
離島とは言ってもカンクンからフェリーでわずか30分。
目と鼻の先にある島ですがカンクンとはまた違ったのどかな楽園で、世界一砂がきめ細かいと評判の綺麗なビーチもあるので絶対行ってほしいスポット。
そこへ向かうフェリーがグランドフィエスタアメリカーナコーラルビーチのそばの桟橋から出ているので、宿泊者は本当に気軽に行けます!
カンクンのカリビアンブルーとはまた違ったザ・楽園な色の海。
波もおだやかで砂がふわふわ、たっぷり時間を取って訪れてくださいね!
まとめ&筆者がホテルに支払った宿泊料金
筆者の経験を踏まえてグランドフィエスタアメリカーナコーラルビーチホテルについてご紹介させていただきました。
筆者は女子旅利用でしたが、カップルはもちろんキッズクラブも充実しているのでファミリーにも対応できる万能型ホテルだと感じました。
ちなみに、残念だったポイントも挙げたいのですが筆者ではわからなかったのでネット上の口コミをリサーチした結果、
- 雨季に泊まると湿気が逃げず、部屋を変えてもらったら解決した
- 雨季に泊まったら目の前の海に藻が沈んでいた
- 建物が古い
という意見が見られました。
乾季に宿泊した筆者では湿気や海の藻には遭遇しませんでしたが、確かに建物はできたてではありませんでした。
しかし、お部屋は筆者のビバヒルTシャツびよーん事件の写真のとおりしっかり清掃されるので快適に過ごせると思います。
最後にホテルの3泊分の宿泊料金を公開しておきますね。※食事なしの料金です。
宿泊料金1室あたり:61,698円
リゾートフィー3泊分:75ドル(8,250円/1ドル110円計算)
3泊合計:69,948円
筆者の場合は友人と2名での利用だったので1名分は約3万5千円。
1泊あたり1万円ちょっとで宿泊できました。こんなに広いお部屋で高級リゾートを味わえてこの料金はとってもお得ですよね!
こちらは筆者が旅行会社の人だから割引されたとかポイントを使ったとかではなく、一般的なオンラインサイトで予約した料金です。
ちなみに2021年の夏の宿泊料金は1泊1室あたり209ドル~(税金・サービス料別/44ドル)で、なんとオールインクルーシブにグレードアップしています!
※オールインクルーシブ:滞在中の食事がすべて含まれるプラン
- 24時間ルームサービス
- キッズクラブ利用
- 館内全てのバーでの飲みもの
- 滞在中の食事・スナック
- エンジンの付かないマリンアクティビティ
筆者の考察では、新しいピカピカのホテルがどんどん増えているのでサービスと料金での対抗を始めたのかなと考えます。
カンクンまでの航空券も安くはありませんから、高級ホテルのサービスが手の届く料金で受けられるならありがたいですよね。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。カンクンには素敵なホテルがたくさんあるので、ご自身に合ったホテルに出会えるように筆者も祈っております。
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