人気No.1のグランセノーテ
メキシコ屈指のリゾートカンクンから日帰りできる人気スポット“グランセノーテ”を満喫するために、知っておくべきポイントや注意点をご紹介します。
セノーテとは、カンクンがあるユカタン半島に数多く存在する天然の泉の事で、マヤ語で「聖なる泉」という意味を持ちます。
セノーテでつくるシュノーケリングやダイビングの思い出はメキシコならでは。
滞在中に一度は体験したいアクティビティです。
中でもグランセノーテは透明度が高く、人気ナンバー1を誇るセノーテなんですよ!
グランセノーテは朝一番に行くべし!
グランセノーテの人気の理由は「透明度が高い」「美しい青色」「光のカーテンが幻想的」だからです。
しかし、この3つをベストな状態で見る為にはいくつかの条件があるのです。
その条件とは
- 晴れている
- 太陽の日差しがセノーテに差し込む角度
- 人が泳いでいない
ということ。
天気は当日の運次第ですが、晴れればこの条件を満たすのがずばり朝一番~10時頃までなのです。
美しいグランセノーテにお目にかかるべく筆者も一番乗りしてきましたよ!
営業時間
8:10~16:45
入場料
200ペソ(1,000円)
グランセノーテの設備(有料・無料)
階段を下りると足場が組まれているので、そこでシュノーケルをセットしてからグランセノーテに入る事ができます。
グランセノーテには更衣室がないので、水着は着用してから来てください。
またグランセノーテの水は淡水で平均22~25℃程度とかなり冷たいので、できればウェットスーツを持参するか貸し出してくれるオプショナルツアーに参加する事をおすすめします。
ウェットスーツの用意が難しい場合は、ラッシュガードをぜひ着用してくださいね!(男性も)
泳いでいる間はロッカー(使用料30ペソ)に荷物を保管できます。利用される方は硬貨の準備をお忘れなく。
またロッカー使用時にはパスポートの提示を求められる事があるので携帯しておくようにしてください。
泳ぎ終えたあとの着替えはトイレでササッと済ませましょう。
温水ではありませんが無料の野外シャワーもあります。
グランセノーテのレンタル用品
- シュノーケルセット:80ペソ(400円)
- ライフジャケット:50ペソ(250円)
※料金は随時値上げの傾向にあります。
綺麗な水中をのぞくにはシュノーケルセットはマストアイテム。
泳ぎに自身のない人はライフジャケットを着用してくださいね。
グランセノーテではフィンの利用は禁止です。
さぁ、用意ができたらいよいよグランセノーテの聖なる泉に入りましょう!
神秘の泉
こちらがグランセノーテの水中です。
やわらかな光が徐々に差し込んできました。
グランセノーテは8時半頃まではまだ日の光が弱いので透明度と青さを堪能しましょう。
1日の中で一番水が澄んでいる貴重な時間ですよ。
泳げない人でも洞窟の奥までロープを伝っていけるように整備されているので安心です。
海や川のように流れがないのでお子様にもグッド!
名物光のカーテンを見よう
8時半を過ぎるとグランセノーテに差し込む光はどんどん強くなっていきます。
写真だと光線のように写りますが、実際にはゆらゆらとカーテンのように揺れる光がとても幻想的で、その光が照らす泉はきらきらと輝く青いサファイアのような美しさ。
グランセノーテでは写真より動画の方が光のカーテンの美しさがよく伝わるかもしれませんね。
広角の広いカメラがおすすめです。
水中カメラをお持ちでない方はお持ちのスマートフォンを防水ケースに入れれば、水中カメラと同じように写真に残せますよ。(くれぐれも浸水による故障にご注意)
iphoneであれば7以降は耐水仕様なので少々濡れても耐えられる構造になっていますが、やはり防水ケースに入れる事をおすすめします。
万が一浸水故障してしまった場合は、ご加入の海外旅行保険で補償される可能性があるので出発前に確認しておいてくださいね。
グランセノーテは9時頃から複数の団体ツアーが到着します。
ツアーが到着すると人口密度はぐんとあがり写真撮影するにも人が高確率で入ってしまうし、透明度も下がります。
ですから8:10~9時までの時間はとても貴重なのです。
この事情を知らないとカンクン出発のオプショナルツアーに参加する場合、朝一番にグランセノーテに到着するツアーは午前6時頃集合ととにかく早く、つい出発が遅めのツアーを選んでしまいがちです。
しかしグランセノーテに関しては早起きは三文の得。送迎の間に居眠りもできるので、ぜひ一番早くに到着できるツアーを選んでくださいね!
グランセノーテの注意点と持ち物まとめ
グランセノーテでの注意事項をまとめます。
- BIODEGRADABLEの表記がない日焼け止めクリームの使用禁止
- メイク禁止
- 持ち込めるのはマスク・シュノーケル・カメラのみ
- 更衣室がないので着替えはトイレで
- シャワーは野外の冷水のみ
- 水温が低い
- ロッカーを使用の際はパスポートが必要
- 入場の前にシャワーを浴びる事
- レンタルできるのはシュノーケルセットとライフジャケットのみ
特に女性にとって日焼け止めクリームの禁止はつらいものがありますが、セノーテの中には日陰も多くあります。
どうしても気になる方は、メキシコに着いてからBIODEGRADABLEと記載のある日焼け止めクリームを購入してくださいね。
続いてグランセノーテに持って行った方が良いものをリストアップしておくのでよければ参考にしてください。
- タオル
- 水着(ラッシュガードまたはウェットスーツ)
- 虫よけスプレー
- パスポートと30ペソ分の硬貨(ロッカーを借りる場合)
- カメラ
- シュノーケルセット
- 飲みもの
- 遊泳後に使うメイク道具や日焼け止め
売店はありますがおやつ等の販売なので飲みものは各自持参しておきましょう。
カンクンからグランセノーテへの行き方
グランセノーテはトゥルムという町から5キロほど離れた場所にあります。
グランセノーテへ行くにはオプショナルツアーに参加するか、自力で行く場合はバスまたはコレクティーボ(乗合バン)で向かう事ができます。
もちろんレンタカーで行く事も可能。
グランセノーテは駐車場を無料で利用できます。
車で行く場合はカンクンからの所要時間はおよそ1時間半~2時間です。
バス
カンクンからバスに乗る場合は、ダウンタウンのADOバスターミナルからTulum(トゥルム)行きに乗り、トゥルムからグランセノーテまではタクシーで約10分です。
(料金目安170ペソ(850円))
バスの中は冷房がよく効いているので寒さ対策をしておくのがおすすめ。
バスのカンクン⇔トゥルムは片道2時間半ほど。
費用は片道190ペソ(900円)です。
始発は5:30、トゥルム到着は7:40分(始発だけ所要時間が短い)なのでそこからタクシーに乗ればグランセノーテの開業時間に間に合います。
コレクティーボ
コレクティーボはミニバスなので多少揺れますが最安で行ける方法です。
しかしカンクンからトゥルムまでは行かないので、途中のプラヤデルカルメンまで行き乗り換えが必要です。
カンクンのコレクティーボ乗り場はADOバスターミナルの向かいにある駐車場。
フロントガラスに「CANCUN-PLAYA DEL CARMEN」と書いてあるミニバンがたくさん停まっているので、プラヤデルカルメンに行きたいと言えばOK。
カンクン⇔プラヤデルカルメンはおよそ1時間。
運賃は38ペソ(190円)です。
プラヤデルカルメンに到着するとトゥルム行きのコレクティーボ乗り場の近くで降ろされます。
プラヤデルカルメン⇔トゥルムの乗り場は、2ノルテ通りと15Avenida Nteの交わるあたり、Parque, Portal Maya(ポータルマヤ公園)が目印です。
トヨタのハイエースの車体にPLAYA DEL CARMEN-TULUMと書かれた車が並んでいます。
トゥルム行きのコレクティーボはいつもたくさん待機していますが、万が一出払っている場合は周辺の人に聞いてみましょう。
プラヤデルカルメン⇔トゥルムも所要時間は約1時間、料金は45ペソ(225円)です。
カンクンからのコレクティーボ代を含めても415円とバスの半額以下です。
トゥルムに到着したらグランセノーテまではバスと同じくタクシーに乗車しましょう。
ただしある程度人で埋まるまで出発しない事や、乗り心地、乗り換えの面倒を考慮すると筆者のおすすめの移動方法はバスです。
グランセノーテとあわせてトゥルム遺跡も!
グランセノーテの帰りにぜひ立ち寄りをおすすめするのが、グランセノーテからタクシーで15分で行けるトゥルム遺跡です。
トゥルム遺跡はマヤ文明が栄えた時代の遺跡でこんなに美しいカリブ海のそばにそびえ建っている事もあり、訪問者数はテオティワカン、チチェンイッツァに次いで堂々の第3位!
遺跡とビーチが揃う場所なんてめったにないのでぜひ見学をおすすめします!
グランセノーテからのタクシー料金の目安は200ペソ(目安)です。
営業時間
6:30~18:00
(遊泳可能時間8:00~16:30)
入場料
80ペソ(400円)
ビデオカメラを持ち込む場合は有料で45ペソ(225円)別途
※6:30~8:00/16:30~18:00は入場料が240ペソ(1,200円)に跳ね上がります。
チチェンイッツァの近く!セノーテイキル
グランセノーテまで行く時間が取れない!という方は、チチェンイッツァ遺跡から車で5分の場所にある“セノーテイキル”はいかがでしょう。
セノーテイキルの特徴は40mもある深さと飛び込み台が設置されている事。
およそ5mの高さからのジャンプはハマる人が続出!階段には列ができています。
ただしグランセノーテのような透明度は期待できないので、水中世界よりもセノーテイキルが誇る美しい地形を楽しみにした方がよさそうですね。
もちろんチチェンイッツァのついでに見学だけするのもOK。
地上から25mも下にこんな世界が広がっているなんて、メキシコらしい風景だと思いませんか?
カンクンに行ったらぜひ美しいセノーテを満喫してくださいね!
チチェンイッツァ&セノーテイキルの記事もぜひ!↓

コメント