実は筆者は35回目の海外旅行にして初めて韓国のプサンへ行ってきました。
旅行会社の同僚に「プサン行った事ない」って言ったら相当ビックリされて、プサン旅行の経験がある同僚のゆうこりんがタビトモになってくれてようやく行けたというわけです!
この記事では旅費の内訳と大満足したグルメ&観光ルートをご紹介します。
旅費は1万2千円(税込み)

往路チェジュ航空のシート
私がプサンに行った2019年10月は航空券がとても安く取れました。
なんと関空から往復で2,500円!
LCC(格安航空会社)を片道ずつ公式サイトで予約しました。
往路はチェジュ航空1,500円、復路はジンエアー1,000円です。
ただし空港使用料や出入国税は一律別途かかるのでそれを含めて9,000円でした。
エンターテイメントや機内食はありませんが、フライト時間は関空から1時間半なので余裕ですね。
ホテルはプサンの繁華街、西面(ソミョン)にあるライオンホテルを1室約5,000円で予約。ゆうこりんと割り勘で1人2,500円です。
航空券と合わせて11,500円の旅費となりました。
【重要】LCC航空券を片道ずつ予約するメリットとデメリット
- 一つの航空会社で往復購入するより色んな航空会社から選べて選択肢が増える
- 好きなスケジュールのフライト同士やお得なチケット同士を組み合わせれば安く希望通りのフライトになる
- 現地の到着空港と出発空港を別にしても簡単に予約できる
例:関空⇒ソウル プサン⇒関空
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- 往復の保証がない
- 往復の保証がない
⇒行きの飛行機が欠航しても帰りの航空会社は無関係なので返金してくれない (逆も同じ)
大きなポイントはこの差です。何事もなければLCCを片道ずつ予約するのは効率の良い方法ですが、万が一欠航した場合のリスクがあります。
直前の欠航が増える台風シーズン等は避けた方が無難な方法です。
LCCを片道ずつ予約する場合は、片方が欠航しても通常運行する方は返金されない覚悟をしておくこと。万が一旅行中に帰国便の欠航が決まった場合、自分で新しくチケットを購入しなければならない(出発直前は高い)ので残高のあるクレジットカードを備えておくこと。
それでは1泊2日の楽しい旅行をスタート~!
セマウル食堂で安くておいしい焼肉ランチ
入国審査を受けさっそく電車に乗って17駅先の2号線慶星大・釜慶大駅へ向かいます。所要時間は40分。
荷物は1泊旅行ならキャリーケースじゃない方が効率が良いしラクです。
金海国際空港駅から市内方面へ出る電車は全て3駅先の沙上(ササン)駅止まりなので沙上駅で2号線に乗り換えがあります。

セマウル食堂
慶星大・釜慶大駅から徒歩5分ほどのところにあるセマウル食堂です。
セマウル食堂は韓国の焼肉チェーン店で、ソウルならたくさんの店舗がありますがプサンには少ないようです。
ネット検索すると繁華街の西面(ソミョン)店が出てきますが現在は閉業していますのでご注意を。
セマウル食堂 慶星大店 地図を確認

練炭プルコギ1人前₩6,000(600円)(写真は2人前)
セマウル食堂といえば名物は練炭プルコギ。
練炭で焼く甘辛い焼肉は日本ではなかなか出会えないクセになる味付けで、7分テジキムチ(豚キムチ鍋とごはんのセット)と並んでセマウル食堂の人気メニューです!
日本語メニューはありませんが料理の写真があるので指差しで注文できます。
先日食べたソウルのお店では1人前900円に値上げされていましたがプサンのお店はお値段据え置きのようです。
海雲台(ヘウンデ)ビーチを散策

海雲台ビーチ
慶星大・釜慶大駅から一本で海雲台駅に着きます。所要時間20分。
駅からは徒歩10分ほどで海雲台ビーチに出ます。

パラダイスカジノ
ビーチ沿いにはパラダイスカジノやウェスティン朝鮮ホテルがあり、ホテルの隣からヘウンデ海岸散歩道と呼ばれる遊歩道が伸びています。
遊歩道は20分ほどで一周できる距離で散策にぴったりです。
【パラダイスカジノについてもっと詳しく】


PECヌリマルハウスまで続く散歩道

散歩道の途中にある灯台
遊歩道からは7km続く広安大橋や灯台を眺めることができます。
海雲台ビーチ 地図を確認
【もっと詳しく】

The bay 101で夜景観賞

The bay 101のSIDE Coffee
一周した先にはThe bay 101という商業施設がありそこから見る夜景がとても有名です。
プサン旅行のハイライトなので、カフェSIDE Coffeeで休憩しつつ日が落ちるのを待ちます。

マリンシティの夜景
太陽が沈む頃には対岸のマリンシティの高層ビル群が輝き始め、パンフレットで見るような夜景が間近に!
The bay 101 地図を確認
帰りは最寄りの地下鉄2号線冬柏(トンベク)駅からホテルのある西面(ソミョン)駅まで一本、30分。
手打ち麺が旨い!機張(キジャン)ソンカルグクス

カルグクス₩5,000(約500円)
プサンのカルグクスを検索するとよく見かける圧倒的に評判の良いお店が西面(ソミョン)駅の近くにある機張ソンカルグクス。
カルグクスとは韓国式のうどんです。辛いものが苦手な人にもおすすめ。
やってきたカルグクスは熱々!
舌触りがつるつるの麺は噛むともっちり。
「コシのないうどんは苦手」な方もご安心ください。
一方スープは軽い風邪ならこれ一杯で治るんじゃないかと思える程ほっとする優しい味です。
クセもないので海外の香辛料が苦手な人もイケますよ。
ゆうこりんいわく「飲みに行った後のシメに欲しい味」だそうです。

キンパ₩1,500(約150円)
そして失礼ながら予想外だったのがキンパがとっても美味しい事。
たくあんが主張しすぎず味にまとまりがありお箸がすすみます。
お値段も150円ほどとお手頃なのでぜひ試してみてください。
機張ソンカルグクス 地図を確認
ロッテホテル釜山でカジノ体験
機張ソンカルグクスから歩いてすぐの場所にあるロッテホテル釜山は、有名なホテルで立地条件も良いので旅行の予算に合う方や海外のホテルに不慣れな方におすすめです。
併設されているカジノへは宿泊客でなくても入場できます。(※入場の際にパスポートが必要)
ユートラベルノートで₩60,000(約6,000円)分の無料クーポンが発行されているのでカジノを体験できるチャンス。カジノ内はセキュリティがしっかりしているので安全で、無料のドリンクバーもあります。写真撮影は禁止です。
24時間営業のネオスパでアカスリ体験
ロッテホテル釜山から徒歩5分ほどの場所に24時間営業のネオスパがあります。
ネオスパは日本でいうところのスーパー銭湯で、2018年にリニューアルされたので施設内は綺麗。
浴場には数種類の大浴場があり旅行の疲れやむくみを軽減してくれます。
料金はお風呂のみ₩7,000(約700円)、チムジルバンをセットにすると₩11,000(約1,100円)です。
日本語対応も可能でメニューの説明をしてもらえ、ロッカーや更衣室なども付き添って案内してもらえたのでいつもどこで服を脱ぐのか不安になる筆者は大変助かりました。
せっかく韓国に来たなら身体中ピカピカつるつるになるアカスリは体験しておきたいところ。
料金は₩25,000(約2,500円)で痛くないか気遣いもあり、丁寧な印象でした。
ネオスパ 地図を確認

ライオンホテル(ツインルーム22平米)
ライオンホテルはネオン街にあるので一見不安になるかもしれませんが、周辺は夜遅くまで人通りがあり若い学生やサラリーマンで賑わっているので帰りが遅くなっても心細くありません。
客室はとても清潔感があり快適で、日本の広めのビジネスホテルくらいの大きさです。
(必要最低限の電気しかつけずに写真を撮ってしまったのでわかりづらいかもしれません。)
フロントでは日本語で対応してもらえ、フリーマップも置かれていました。
ライオンホテル 地図を確認
栄養満点!済州家のアワビ粥

朝7時から開いてるのがウレシイ!
さて、たっぷり7時間寝て朝はライオンホテルの一本隣の道にある済州家にやってきました。
道を挟んだ向かいはロッテホテルなのでそちらに宿泊している方も歩いてすぐの場所です。
この済州家はガイドブックにもよく載っていて日本人に人気のある食堂ですが、済州島で長く食堂をしていた海女さんが開業した本格的な済州名物のアワビ粥を頂けるお店なのです。

済州家のアワビ粥₩10,000(約1,000円)
材料は済州から空輸で仕入れているというこだわりのおかゆ。
アワビの肝がたっぷり入ってこのように濃厚な色味になっています。
テーブルに塩が用意されているので各自のお好みで味付けができます。
磯の香りがしつつもお味にくさみはなく、ごま油の風味がほどよく効いています。
朝に食欲がない人でもペロッといけるのではないでしょうか。
済州家 西面店 地図を確認
食事を済ませたら済州家から徒歩5分ほどの地下鉄1号線西面(ソミョン)駅から一本20分で行ける土城(トソン)駅へ向かいます。
甘川文化村(カムチョン ムナマウル)はマストスポット

甘皮洞文化村(カムチョンドン ムナマウル)
土城駅からタクシーで10分、甘川文化村(カムチョン ムナマウル)を観光します。
プサンの観光地を調べると必ず出てくる人気のスポットで、「韓国のマチュピチュ」と例えられたりしています。
この地区は朝鮮戦争時代に北朝鮮から避難してきた人々が山の斜面につくった集落です。
今では町おこしの一環として集落全体でアートを点在させたり、楽しく周れるスタンプラリーもあります。
10時になると急に人が増えて混雑したので朝一番の観光地に選ぶのがおすすめですよ。
甘川文化村 コネストで地図を確認
チャガルチ市場を見学

右側の立派なビルがチャガルチ市場
甘川文化村からタクシーで15分ほどでチャガルチ市場に着きます。
プサンといえば海鮮、海鮮といえばチャガルチ市場。
ビルに入ると魚屋さんが軒を連ね、1Fで魚を購入し2Fの指定食堂で調理された海鮮料理が出てくるシステムです。
筆者のチャガルチの市場でのお目当てはタコの踊り食いでしたが、お店がありすぎ&店番のお母さんたちの活きが良すぎてあまりゆっくりできず見学だけとなりました。
チャガルチ市場 地図を確認
プサンの名物料理が食べたい!ハルメ伽耶(カヤ)ミルミョン

ハルメ伽耶ミルミョン
チャガルチ市場から徒歩約10分。
ランチは南浦洞(ナンポドン)にあるハルメ伽耶ミルミョンで釜山の郷土料理ミルミョンを頂きます。
ミルミョンとはプサン風冷麺で、麺が小麦粉でできているので日本人好みの冷麺です。

ミルミョン(小)₩6,000(約600円)
小でこのサイズなら大はどうなるのかと心配になるほどのボリュームでやってきたミルミョン。
混ぜると真っ赤になりますが、牛骨で出汁をとったスープは見た目に反してまったく辛くありません。
ひんやり、さっぱりとした味わいです。
そして冷たい料理に嬉しいのがヤカン入りの温かいスープのサービス。
店内もおしゃれでカフェのような内装なので思わず長居してしまいそうになります。
ただし過去の口コミで「おつりが足りず催促して貰った」という内容をいくつか見かけたので、このお店に限った事ではありませんがきちんと自分たちで計算して支払いをしましょう。
私たちは特にトラブルなくお会計を済ませました。
ハルメ伽耶ミルミョン 地図を確認
南浦洞(ナンポドン)を歩く

南浦洞のメインストリート
人気の洋服ブランドや韓国コスメのショップが並ぶ南浦洞(ナンポドン)でショッピングを楽しみます。
チャガルチ駅から隣の南浦駅までは地下商店街が続いているのでそちらもチェック。
南浦駅には大きなロッテマートも隣接しているのでお菓子類のお土産はそちらで手に入ります。
南浦洞から金海国際空港まで

復路ジンエアーのシート
- タクシー:40~50分、₩15,000(約1,500円)前後
- 地下鉄:1時間、西面(ソミョン)駅と沙上(ササン)駅で2回乗り換えがあり、約200円
です。
WEBチェックインを済ませておく事。預け荷物がある場合はフライトの2時間前に空港に着いておく事。
以上、1泊2日のプサン旅行ルートと注意点のご紹介でした!
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